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左人工股関節置換術後の症例さん
症例情報
| 主訴 | 左人工股関節置換術後の症例さん |
|---|---|
| 術前の症状 | 診断名:左変形性股関節症 年齢性別:60代女性 活動レベル:趣味でバレーボールを行っているが、動作時の股間の疼痛が出現し始め支障をきたす。また、年々股関節の可動域が悪くなっていることを自覚し、靴下の着脱動作に不便を感じ、家族の手伝いが必要 Needs:動作時の痛みを改善したい。靴下を自分で履きたい 基礎疾患:特になし 既往歴:特になし 股関節の痛み:動作開始時にVAS5程度、バレーボール中、踏み込んだ際にVAS6程度(10が耐えられない痛み) 可動域:股関節屈曲90°伸展-10°外旋20°胸腰椎屈曲30°伸展25° 姿勢アライメント:骨盤前傾 腰椎前弯(反り腰姿勢) X線:gradeⅣ |
| 手術 | 術式:右人工股関節全置換術(THA) 後側方侵入 |
| 術後3ヵ月の状態 | 活動レベル:疼痛もなくバレーボール復帰できている。時折、脱臼の不安は残るが試合にも出場し楽しめている。靴下も自身で履けるようになった。 股関節の痛み:歩き始めVAS1程度も、数歩歩けば治まる 可動域:股関節屈曲100°伸展5°外旋30°胸腰椎屈曲40°伸展25° 姿勢アライメント:骨盤前傾 腰椎前弯(反り腰姿勢) 術前より姿勢の改善あり Ⅹ線:良好 問題なし |
| 費用 | 約160,000円(2割負担,入院40日、外来リハビリ週3回/全40日) 入院40日期間:高額医療2ヵ月分115,200円 入院費115,200円 外来40日:リハビリ週3回利用:約15,000円/月 45,000円/3ヵ月 |
| デメリット・注意点 | 脱臼・感染症の可能性があります |
サッカー中に腰椎分離症を起こした症例Aさん

Before

After
症例情報
主訴 | サッカー中に腰椎分離症を起こした症例Aさん |
|---|---|
| 受傷時の症状 | 診断名:第4腰椎分離症 年齢性別:20代男性 競技:大学サッカー部所属 活動レベル:300m程度のランニングで腰部に痛み出現 Needs:痛みなくサッカーをプレーしたい 基礎疾患:なし 既往歴:なし 腰の痛み:VAS8(10が耐えられない痛み) 姿勢:腰椎前弯増強(腰が反りすぎている) 不安定性:なし MRI:初期(安静にて骨癒合可能) 歩行補助具:硬性コルセット(2ヵ月着用予定) |
| 受診後3ヵ月の症状 | 治療:腰部股関節の柔軟性改善・体幹トレーニング・フィールドでのトレーニング実施 活動レベル:痛みなくプレー可能 膝の痛み:VAS0 姿勢:良好 MRI:分離部沈静化 歩行補助具:硬性コルセット外している 大学リーグ復帰戦にて1アシスト記録・2戦目で得点を記録し問題なくプレーできている |
| 費用 | 35,000円(3割負担:外来リハビリ週1回/全8日) 診察:15,000円 コルセット:10,000円 外来リハビリ週1回利用:約10,000円/2ヵ月 |
| デメリット・注意点 | 再発する可能性があります |
左人工膝関節全置換術施行の症例Bさん
症例情報
| 主訴 | 左人工膝関節全置換術施行の症例Bさん |
|---|---|
| 術前の症状 | 診断名:左変形性膝関節症 年齢性別:70代女性 活動レベル:生活は自立しているが膝の痛みで長い時間の歩行や階段昇降が困っている 趣味:色々なところに行って風景写真を撮ること(現在、膝の痛みで月に1回程度しか出来ていない) Needs:膝の痛みをとって趣味をもう少しできるようになりたい 既往歴:高血圧 膝の痛み:NRS動作時7(10が耐えられない痛み) 可動域:右膝関節屈曲100°、伸展-10° 不安定性:なし X線:GradeⅢ(手術適応) 歩行補助具:屋内はなし、屋外は杖を使用 |
| 手術 | 術式:左人工膝関節全置換術(TKA) 手術方法:Medial parapatellar approach |
| 手術後3ヵ月の症状 | 活動レベル:1時間程度の長時間の歩行可能、階段は手すりなしで昇降可能 趣味:写真を撮りにいく回数が手術前は月に1回だったのが4〜5回は行けるようになった。長時間の歩行や段差に困らなくなり色々なところに行けて嬉しい。 膝の痛み:1時間以上歩くとNRS1〜2 可動域:右膝関節屈曲120°伸展-5° 不安定性:なし X線:人工関節良好 歩行補助具:屋内、屋外ともに使用なし |
| 費用 | 約160,000円(2割負担,入院40日、外来リハビリ週3回/全40日) 入院40日期間:高額医療2ヵ月分115,200円 入院費115,200円 外来40日:リハビリ週3回利用:約15,000円/月 45,000円/3ヵ月 |
| デメリット・注意点 | 正座負荷・感染症の可能性があります |
関節鏡下半月部分切除術施行の症例Nさん
症例情報
| 主訴 | 関節鏡下半月部分切除術施行の症例Nさん |
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| 術前の症状 | 診断名:左外側半月板損傷(円盤状半月) 年齢性別:40代女性 活動レベル:1年間ほど歩行やしゃがみ込み動作で左膝の痛みがあったが我慢しながら生活や仕事をしていた。 Needs:痛みなく仕事がしたい(しゃがみ込めないのが一番困る) 基礎疾患:特になし 膝の痛み:しゃがみ込みでVAS8(10が耐えられない痛み) 可動域:左膝関節屈曲130°伸展-10° 筋力:膝伸展筋力3 不安定性:Lysholmスコア 63点(最大100点) 不安定感15点(最大25点) X-p/MRI:左外側半月板損傷、円盤状半月(手術適応) 歩行:独歩可能だが全荷重で痛みに対する恐怖心あり |
| 手術 | 術式:関節鏡下半月板部分切除術 手術方法:関節鏡(内視鏡)を使った低侵襲手術 |
| 手術後3カ月の症状 | 治療:膝周囲のROM・筋力訓練に加え、膝蓋腱の慢性疼痛にショックマスターを実施。 活動レベル:歩行時の痛みはなく、しゃがみ込み動作では立ち上がり過程での筋力不足はやや残存したが、膝深屈曲は疼痛自制内で可能。 膝の痛み:しゃがみ込み時の前後比較 ショックマスター実施前VAS4/実施後VAS0 可動域:左膝関節屈曲・伸展full range 筋力:膝伸展筋力4 不安定性:Lysholmスコア 95点 不安定感25点 X-p/MRI:良好 歩行:痛み・恐怖心なく独歩可能 |
| 費用 | 約90,000円(3割負担,入院2日,外来リハビリ週2回/全20日) 入院2日期間:高額医療1ヵ月分57,600円 入院費57,600円 外来リハビリ週2回利用:約15,000円/月 30,000円/2ヵ月 |
| デメリット・注意点 | 将来変形性膝関節症の確立上昇の可能性があります |
