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膝の「ぐらつき・不安定感」の正体とは?スポーツの怪我と加齢による変形の違い

こんにちは。ウツミ整形外科医院のブログ担当です。
「走ったり、急に止まったりしたときに膝が外れそうになる」
「階段を下りるときに膝がガクッと崩れそうで怖い」

診察室やリハビリ室で、このような「膝の不安定感」を訴える患者様は非常に多くいらっしゃいます。一口に「膝のぐらつき」と言っても、実は10代〜30代のスポーツ層に多い原因と、50代以降のシニア層に多い原因では、その正体がまったく異なります。

今回は、膝の不安定性を引き起こす2つの大きな原因についてお話しします。

■1. 若年層・スポーツ層に多い「靭帯損傷」による不安定性
サッカーやバスケットボールなどの激しいスポーツ、あるいは交通事故などで膝に強い衝撃が加わったときに起こるのが「靭帯(じんたい)損傷」です。

膝の中には、骨と骨を繋いで関節を安定させる「前十字靭帯(ACL)」や「側副靭帯」という強力な命綱があります。これが切れたり伸びたりすると、ブレーキが壊れた車のように、動いたときに膝が異常にズレてしまう「構造的な不安定性」が生じます。

特徴: 受傷した瞬間、プツッと音がしたり、激しい腫れを伴うことが多いです。

放置すると: 不安定なままスポーツを続けると、半月板や軟骨まで傷つけてしまい、将来的に膝の寿命を縮める原因になります。

■2. シニア層に多い「慢性的な変形」による不安定性
一方で、年齢を重ねるごとに「歩くときに膝がぐらつく」と感じる場合、それは「変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)」のサインかもしれません。

長年の使用によって膝の軟骨がすり減ると、骨と骨の間の隙間に左右差が生まれ、関節の噛み合わせが緩くなってしまいます。さらに、痛みをかばって周囲の筋肉(特に太ももの筋肉)が衰えることで、関節を支えきれなくなる「機能的な不安定性」が加わります。

特徴: 朝の動き始めの違和感から始まり、徐々に階段の下りや正座が辛くなっていきます。

放置すると: ぐらつきをそのままにしていると、O脚などの変形がさらに進行し、歩行が困難になってしまいます。

■ウツミ整形外科医院で行う「不安定性」へのアプローチ
当院では、これら2つの不安定性に対して、医師による精密な診断のもと、異なるアプローチで治療を行っています。

スポーツの靭帯損傷に対して:
断裂の程度や競技レベルに応じて、手術(靭帯再建術)や、膝をガッチリ支える特殊な装具(サポーター)の処方を行います。

慢性的な変形に対して:
すり減ったクッションを補うヒアルロン酸注射や、お薬での消炎鎮痛を行います。また、痛みの段階に応じて人工関節手術などの選択肢もご提案しています。

そして、どちらの原因においても絶対に欠かせないのが「理学療法士によるオーダーメイドのリハビリ」です。
靭帯を痛めた膝には「ズレを防ぐための筋肉の使い方」を、変形した膝には「これ以上変形を進めないための正しい歩き方」を、専門家がマンツーマンで徹底的に指導します。

■おわりに
膝のぐらつきは、体が発している「関節のSOS」です。
「サポーターを巻いていれば大丈夫」「年だから仕方ない」と放置せず、一度当院の専門医にお見せください。

あなたの膝がなぜぐらつくのか、その原因を突き止め、もう一度安心して一歩を踏み出せるよう、私たちが全力でサポートいたします!

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