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腰椎すべり症

脊椎の骨は体の柱になるように緩やかなカーブを持って縦に一列に並んでいます。この脊椎の1つがずれてすべってしまうのがすべり症です。1つの椎体がすべるとその椎体から上は全て一緒に動きますので、変形するのは1ヵ所です。脊椎の後ろには神経の通り道になるトンネルがあり、すべり症ではすべった部分でこのトンネルが狭くなります。神経を圧迫するほど狭くなると足にしびれや痛みを感じたり、力が入らないなどの神経症状が起こります。すべり症の原因は先天的なもの、分離症が原因となるもの、変性が原因となるものなど様々ですが、どれも数年~数十年かけて変化していますので、整体やマッサージで矯正しようとするのは、盆栽の松の曲がった枝を無理やりまっすぐにするのと似て危険です。