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ジャンパー膝

膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋は膝の皿(膝蓋骨)に付きます。その膝蓋骨から脛骨に太い腱(膝蓋腱)で繋がっていて、走ったり跳んだりするときにはこの膝蓋腱が脛骨を引っ張って膝を伸ばしています。

 スポーツなどで繰り返し負担が掛ると、膝蓋腱を中心に脛骨の上端近くや膝蓋骨の下端などに障害を起こすことがあります。

 ジャンプしたり走ったりする時に膝の皿の下が痛い場合や、腫れたり熱を持つ場合はこの障害を疑います。運動などで使う前後には良く大腿四頭筋のストレッチをし、使った直後にはアイシングを行いましょう。

 成長期では膝蓋腱の付く脛骨が成長途上であり、オスグット病と呼ばれる成長障害を起こすこともあります。成人でもスリーブ骨折という厄介な骨折を起こすこともありますので、症状が出たら早めに整形外科を受診しましょう。