私は１０年以上前から膝の痛みを抱えていました。今まで行っていた庭の手入れや木の剪定など立ちしゃがみや長時間立った状態での作業が難しくなり、同時に外出の機会が減ったため、日常生活で動くことが少なくなっていました。それにより体重も増えてしまい、膝にかかる負担が大きくなるなど悪循環に陥っており、病院も長い間、通院していましたが、なかなか改善することなく、時間だけが過ぎていきました。ある日、浅海先生を紹介していただき、受診すると手術を勧められ、恐怖心もありましたが、この痛みがなくなるならと思い切って決心しました。なるべく家族に負担をかけたくないという気持ちがあり、自宅から近いウツミ整形外科で手術を受けることができたため、洗濯物や入院生活において必要なものは持って来てもらいやすく助かりました。

部屋も看護師さんがいる詰所が近く、気温が低い季節だったため、手術後の体温管理が重要となる期間に何度か部屋を訪れ、看護師さんが電気毛布や加湿器の用意、暖房の調節をしてもらえたのでとても感謝しています。観血的手術のため、感染のリスクがあると前もって説明は受けましたが、再手術の可能性もあると言われたときは、逆戻りしてしまうのかと焦りと不安な気持ちがありました。しかし、リハビリの先生が「できることからやりましょう、今の頑張りが必ず活きてくる」と力強く言ってくださったため、前を向くことができました。リハビリ以外は一人で過ごすことが多く、どうしても悪い方向に考えてしまうこともありましたが、同時期に手術した方と一緒に自主トレーニングを行い、競い合いつつもお互いを励ましながら、自主トレーニングに取り組みました。

今後も外来でのリハビリは続きますが、安心して自宅で過ごせることが一番の幸せだということを改めて実感しました。家のことを妻に任せきりだったので、退院後はおいしいものでも食べに出かける予定です。